STOXXと野村アセットマネジメント、為替ヘッジなしEURO STOXX 50およびDAX ETFを共同で設定

これは、2022年に欧州のベンチマーク指数に連動する2本の為替ヘッジ付きETFの導入に続き、STOXXと野村アセットマネジメント株式会社の協業関係が新たな段階に入ったことを示すものです。

EURO STOXX 50は、ユーロ圏で最大かつ最も取引量の多い企業群を代表する指数であり、同地域のスーパーセクター（業種分類）におけるリーダー企業への分散投資機会を提供します。DAXは、フランクフルト証券取引所の規制市場（EU規制に基づく公式市場）に上場する上位40社の株価動向に連動する指数です。

今回のETF設定は、両指数の堅調なパフォーマンスを背景に実施されます。2025年に入り、EURO STOXX 50とDAXは20％以上上昇しています[1]。これは、ユーロ圏とドイツの経済が比較的低いバリュエーション、セクター分散および長年の低成長から脱却しつつある兆候を示しており、世界の投資家が同地域に注目しているためです。両指数に連動するETFへの投資額は現在、合計710億ユーロに達しています[2]。

「2022年の最初の協業の成功を土台として、野村アセットマネジメント株式会社とのパートナーシップを強化できることを大変喜ばしく思います。EURO STOXX 50とDAXは、最も認知度が高く象徴的なベンチマークであり、ユーロ圏とドイツの経済的エクスポージャー、資本市場および市場動向を正確に反映しています。日本の投資家は引き続き、欧州ベンチマークに対して強い関心を示しています。当社は、野村アセットマネジメント株式会社と緊密に連携しこれらの市場へのアクセスをさらに強化できることを嬉しく思います。」

– STOXXのゼネラルマネージャーであるAxel Lomholt氏は次のように述べでいます

「この度、STOXX様のお力添えにより2本のETFを上場できることをうれしく思っています。このETFによって、日本の投資家の皆さまが欧州の企業に投資しやすくなるとともに、投資家の国際分散投資にも寄与できると考えています。引き続きETF市場の拡大に貢献してまいります。」

– 野村アセットマネジメント株式会社、ETFソリューション部部長の吉川龍也氏は次のように述べています

2022年に上場したファンドとは異なり、新たなETFはユーロ建てで為替ヘッジを行わないため、日本在住の投資家にとっては、為替変動が運用成績に影響することになります。ユーロは過去5年間で円に対して44% 上昇し[3]、円建ての欧州資産投資の価値も上昇しています。

[1] 2025年12月8日までのユーロ建て総収益率。

[2] 出典：STOXX 2025年10月時点までのデータ。

[3] 出典：Yahoo  2025年12月8日時点までのデータ。

STOXXについて

STOXX®およびDAX®指数は、厳格なルールに基づいた透明性の高い18,000以上の指数で構成される、グローバルかつ包括的な指数ファミリーです。EURO STOXX 50®、STOXX® Europe 600、DAX®といった欧州主要株式指数で知られるSTOXXの指数ソリューションのポートフォリオは、トータルマーケット指数、ベンチマーク指数、ブルーチップ指数、サステナビリティ指数、テーマ型指数、ファクター指数から構成されており、世界・地域・各国市場を包括的にカバーしています。STOXX指数およびDAX指数は、世界中の550社以上にライセンスされ、ベンチマーク用途に加え、ETF、先物・オプション、仕組み商品、パッシブ運用型投資信託の原資産として利用されています。STOXX Ltd.はISS STOXXグループの一員であり、欧州ベンチマーク規制に基づくSTOXX指数およびDAX指数の管理者です。詳しくはstoxx.comを参照してください。

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ISS STOXX GmbHはグループ会社を通じて、資本市場の参加者に対し、投資機会の発見、ポートフォリオ企業の質的・量的リスクの把握、日々変化する規制要件への対応を支援する、包括的かつデータ主導型のリサーチおよびテクノロジー・ソリューションを提供する世界的なリーディングカンパニーです。当社は1985年の創業以来、さまざまな資産クラスや地域を網羅しつつ世界水準のベンチマーク指数やカスタム指数を提供してまいりました。さらに、独立した立場からのコーポレート・ガバナンス、サステナビリティ、サイバーリスク、ファンド・インテリジェンスに関するリサーチやデータ、関連サービスを通じて、投資家の皆さまに信頼性の高い情報源をお届けしています。当社の製品・サービスは、お客さまが事業をより効果的かつ効率的に拡大するために不可欠な規模と優位性を提供しています。ISS STOXXは、ドイツ証券取引所グループが過半数を保有する企業で、世界20カ国・30拠点において3,800名を超える専門家が活動しています。ISS STOXXが有する約5,500のお客さまの中には世界有数の機関投資家が数多く含まれており、ISS STOXXの客観的かつ多様なサービスを活用していただいています。他にも、ESGリスク、サイバーリスク、ガバナンスリスクの低減を株主価値向上策として重視する企業も含まれています。お客さまは、ISS STOXXの専門的知見を活用し、ステークホルダーの利益に資するよう、的確な情報に基づく意思決定を行っています。

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